健康状態を理由に定年後の継続雇用はしたくない



もうすぐ定年を迎える社員がいます。
本人は定年後も勤務するつもりです。
しかし、最近、ミスも多く、また、持病もあるようで、頻繁に欠勤します。
このような場合でも本人が希望すれば、再雇用しなければならないのでしょうか。



高齢者雇用安定法で65歳未満の定年の定めをしている事業主は、65歳まで以下の対応が必要です。
  1. 定年の引上げ
  2. 継続雇用
  3. 定年の廃止
業務に支障がでるような健康状態はとても限定的と考えた方が良いでしょう。
単に健康を理由に再雇用しないというのでは合理的な理由を欠きます。
これは年齢に関係ないという視点で判断しなければなりません。

平成25年3月31日までに継続雇用する社員を選別する労使協定を締結していない場合を除きます。

65歳まで雇用しなければならないと考えてください。