クレームの多い社員を懲戒処分にする



お客様先で勤務するエンジニアの言葉遣いや態度が悪く、クレームが続いています。
懲戒処分にすることは可能ですか?



就業規則の服務規定を確認します。
たとえば、「会社の名誉を害し信用を傷つけるような行為をしてはならない」に該当する可能性が高いです。
その場合、懲戒処分します。

懲戒処分の程度ですが、その程度も就業規則に規定していなければなりません。
懲戒処分は一般的に以下の7種類に分けられます。
  • 戒告・・・・・・・・文書や口頭によって厳重注意をし、将来を戒める処分。
  • 譴責(けんせき)・・始末書を提出させて将来を戒める処分。
  • 減給・・・・・・・・本来ならば支給されるべき賃金の一部を差し引く処分。
  • 出勤停止・・・・・・一定期間の出勤を禁止する処分(この期間の賃金はなし)。
  • 降格・・・・・・・・役職や職位を引き下げる処分。
  • 諭旨解雇・・・・・・一定期間内に退職願の提出があれば退職扱いとし、提出がない場合は懲戒解雇とする処分。
  • 懲戒解雇・・・・・・制裁として、労働者を一方的に解約する処分。
今回の場合、口頭による注意などの方法を取ることが妥当と考えられます。
懲戒処分の種類として、一番軽微は「訓戒」や「譴責」となると思われます。