体調不良なので休職は当然ですよね


突然、出勤しなくなった社員に連絡したところ、体調不良だったそうです。
本人は「病気なので休むのは当然で連絡をする必要はない。しばらく休職します。」と主張しています。

就業規則には欠勤の場合は連絡すると規定していますので、困ったものです。
また、休職規定も勤続1年未満は1か月と規定し、復職できない場合は自然退職としています。
復職できない場合は、就業規則の規定どおりで問題ないのでしょうか。


まず、欠勤連絡がないのは注意の対象ですね。
そして、休職についてです。
 

一般的な流れ

従業員が休職を希望する場合は、まず休職が必要である旨の医師の診断書を添付した「休職願」を提出させる。
その後、会社はこの休職願と証明書類により休職の可否を判断する。
多くの就業規則の休職の規定で「○○に該当した場合は、従業員は休職することができる」と定めている場合は、自らの意思で休職できると規定しているはずです。
この規定により、従業員の中には休職を権利と認識し、一方的に休職制度の使用を通告してくるケースもあります。

したがって、就業規則の規定は「○○に該当した場合は、会社は休職を命じることがある」と定め、休職の最終判断は会社にあるという形にしておいたほうが無難でしょう。

今回の場合、就業規則の休職規定がどちらかにもよりますが、復職については規定がありますので、規定どおりに自然退職で問題ないと考えます。