高額な通勤手当は支払わなければ・・


今回、勤続7年の社員がマイホーム取得を視野に入れ、会社から遠方への転居を考えています。
そこで、通勤手段を鉄道よりも圧倒的に時間の短い高速バスの利用を希望しています。

バスの通勤費が認められるかとの相談をうけました。
通勤費は6か月定期で比較すると鉄道が18万円、バスは28万円前後です。

当社の就業規則には「鉄道・バス等公共機関を用いる場は合全額支給」と上限に規定はなく全額支給と記載しています。

社員数も少なく、ここまでの高額な通勤費は前例がないため当惑しております。


通勤手当の支給基準は会社で任意に定める事が出来ます。

一般的な通勤手当の規定例は下記の通りです。
「通勤手当は、通勤のために要する運賃、時間、距離等の諸事情に鑑み、最も経済的且つ合理的と認められる方法及び
経路を利用した者に対して会社が決めた額を支給する。但し、非課税限度額を上限とする。』

他社事例で新幹線通勤を認めている会社もあります。
また、インターネットでの経路検索などを利用した最短金額のみを支給する企業様もありました。

今後は通勤手当の支給額の上限を記載されたほうが良いと思います。