評価基準を明確にして、安心して働ける職場に改善
評価基準を明確にして、安心して働ける職場に改善
2018/12/29
ジャンル 評価
事件の概要、ご相談内容
イベントの企画制作会社で、営業職がメインの会社です。売上を評価基準にしています。担当のクライアントの売り上げを月ベースで目標にし、その粗利で達成率を評価しているが、担当先を会社が決めているので不公平と感じている社員が多い。また、就業規則や賃金規程、評価表もあるが、実態とは異なり全くちがう運用となっています。
経営者の主張
評価基準を明確にすることで従業員が安心して働いてくれると考えています。また、利益をもたらしてくれる評価基準に変えたいと考えています。
解決のポイント
担当先を公平に割り振るため、その担当先の業務がどのようなものかを具体的にしました。そして、各人の仕事のたな卸しをすることで、営業職という仕事の中身を具体化し、そしてその仕事を誰がどの程度こなすことができるか、数値化することで各人の能力を数値化しました。そうすることで、仕事が具体的になったことで、その仕事内容を評価基準とし、目標に設定することで具体的な評価をすることができました。また、その仕事の達成に応じた賃金評価を明確にして事前に公開することで、従業員が評価に対する結果も知ることができるようになり、より安心して業務することが可能になりました。
振り返り
経営者が考える評価基準と、従業員が考えている評価基準とは異なることが良くあります。それを
従業員側からヒアリングすることで、従業員の納得感を得られるようになります。また、評価結果に対する賃金の反映は、事前に公開することで従業員との約束になります。この約束が従業員が安心して働くことができるポイントになるのではないでしょうか。
事業者規模情報
従業員 約50名