コンサルタントに約700万円払った評価制度が機能せず
コンサルタントに約700万円払った評価制度が機能せず
2020/2/4
ジャンル 評価
事件の概要、ご相談内容
現在の人事制度は殆ど希望でした。コンサルタントには設計費用として約700万円支払いました。
ただ、これ以上のコストかけることはできず、コンサルタントにより導入コンサルティングを省いたので、運用が全くできていません。
それと、制度の内容にも若干の問題点があります。
それは、管理部門が置き去りになっています。
コア業務中心の評価制度なので、全従業員から納得が得られません。
また、俗人的な評価があります。昇格などは上司の推薦で、役員が判断します。その推薦基準がありません。
現在の制度でもかまわないので、まずは運用できるようにしたいです。
解決へのプロセス
運用ができない原因は人事評価制度が複雑であることを理解頂きました。そのうえで、現在の人事評価制度を簡素化しました。
また、評価はひな型の評価基準ではなく、リアルな業務に関連する評価基準にするために、全従業員から仕事の棚卸しを実施しました。
こうすることで、管理部門における評価基準も作成することができました。
解決のポイント
コンサルタントに高額な費用を支払って構築した人事評価制度でしたが、それが借り物では運用ができません。多くの中小企業様は、運用できないときに「人」に問題があると考えがちです。そこで、評価者研修などを実施します。しかし、本当の原因は、自社に合った人事評価制度ではないことです。今回は、そのことが良くわかる事例でした。
事業者規模情報
静岡県静岡市、システム開発、218名