「令和5年版過労死等防止対策白書」が公表

厚生労働省から、令和5年10月中旬に「令和5年版過労死等防止対策白書」が公表されました。
睡眠と疲労、うつ傾向及び主観的幸福感などの関係について調査、分析されています。
 

令和5年版の過労死等防止対策白書/今回の白書の主な内容など

  1. 「過労死等の防止のための対策に関する大綱(令和3年7月30日閣議決定)」に基づく調査分析として、睡眠の不足感が大きいと疲労の持ちこし頻度が高くなり、うつ傾向・不安を悪化させ、主観的幸福感も低くなる傾向があること、芸術・芸能分野における働き方の実態、メディア業界や教職員の労災事案の分析結果等について報告。
  2. 長時間労働の削減やメンタルヘルス対策、国民に対する啓発、民間団体の活動に対する支援など、令和4年度の取組を中心とした労働行政機関等の施策の状況について詳細に報告。
  3. 企業や自治体における長時間労働を削減する働き方改革事例やメンタルヘルス対策、産業医の視点による過重労働防止の課題など、過労死等防止対策のための取組事例をコラムとして紹介。
職場における過重負荷(ストレス)が原因で精神障害が生じると、自殺に繋がってしまうこともあります。
傾向を把握したうえで対策を講ずることが重要といえます。
企業におけるメンタルヘルス対策についても、お気軽にご相談ください。

なお、「過労死等防止対策白書」は、厚生労働省ホームページの下記リンクからダウンロードできます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/karoushi/23/index.html