実施事業場の約81%が労働基準関係法令違反

厚生労働省は、令和6年度に長時間労働が疑われる事業場に対して労働基準監督署が実施しました。
そして、監督指導の結果を取りまとめ監督指導事例とともに公表しています。
令和6年度の監督指導実施状況のポイントと主な監督指導事例を確認しておきましょう。
 

令和6年度の監督指導実施状況のポイントと主な監督指導事例

【監督指導結果のポイント】(令和6年4月~令和7年3月)
 

(1)監督指導の実施事業場:26,512事業場

(2)主な違反内容[(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場]

1.違法な時間外労働があったもの:11,230事業場(42.4%)
   うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が月80時間を超えるもの:5,464事業場(48.7%)
   うち、月100時間を超えるもの:3,191事業場(28.4%)
   うち、月150時間を超えるもの:   653事業場(  5.8%)
   うち、月200時間を超えるもの:   124事業場(  1.1%)

2.賃金不払残業があったもの:2,118事業場(8.0%)

3.過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの:5,691事業場(21.5%)
 

(3)主な健康障害防止に関する指導の状況[(1)のうち、健康障害防止のため指導票を交付した事業場]

1.過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの:12,890事業場(48.6%)

2.労働時間の把握が不適正なため指導したもの:4,016事業場(15.1%)

時間外労働の上限規制など、企業が遵守すべき労働基準関係法令のルールにはさまざまなものがあります。
違反がないか、定期的にチェックしておくことをおすすめします。

厚生労働省 長時間労働が疑われる事業場に対する令和6年度の監督指導結果を公表します