解雇予告手当の計算方法は?


従業員を解雇する予定です。
即日解雇の場合、解雇予告手当を支払う必要があると思います。
給与1か月分で良いのでしょうか?


解雇予告手当とは、企業が従業員を解雇する際に30日前に予告せずに即時解雇する場合です。
即日解雇の場合は30日分となり、給与1か月分に近いと思います。
また、予告期間が30日に満たない場合は、不足日数分を支払う必要があります。
 

解雇予告手当の計算方法

解雇予告手当の計算は、「平均賃金」に基づいて行います。
具体的な計算方法は以下の通りです。

・一般的な計算方法
解雇予告手当 = 平均賃金 × 30日(または不足日数)
平均賃金 = 直近3ヶ月分の賃金総額 ÷ 3ヶ月間の暦日数

・日給制・時給制・出来高制の場合:
以下のAとBを比較し、高い方を採用します。
A:直近3ヶ月分の賃金総額 ÷ 3ヶ月間の暦日数
B:直近3ヶ月分の賃金総額 ÷ 3ヶ月間の労働日数 × 60%

・予告期間を設けた場合の計算例:
例えば、1月26日に解雇を予告し、1月31日に解雇する場合
予告期間:6日間(1/26~1/31)
不足日数:30日 - 6日 = 24日
支払うべき解雇予告手当:平均賃金 × 24日分